全国公開映画
貧困女子は、『自助論』で世界を救えるか!?
ご支援・ご協賛のお願い
江戸時代、水海道の河岸は水運業で栄えていました。「鬼怒川の水は尽きるとも、その富は尽くることなし」と言われるほど、豪商たちが栄えました。
この度、常総市を舞台に、映画「貧困女子は、『自助論』で世界を救えるか!?」の撮影を計画しております。映画は、2020年1月ごろに常総市で撮影を予定し、2020年8月ごろに常総市で先行上映し、その後全国での公開をする予定です。
映画の内容になりますが、タイトルに含まれる「自助論」(じじょろん)とはスコットランドのサミュエル・スマイルズによって書かれた欧米の偉人たちの成功のエピソード集です。
日本には、明治初期に江戸幕府の役人・中村正直によって翻訳されました。当時書物が一般的でなかったにもかかわらず、100万部も売れた書物です。福沢諭吉の「学問のすすめ」と並んで、近代日本の発展に大きな影響を与えたと言われています。
自助論が導入されるきっかけを作ったのが、15代将軍の徳川慶喜公による改革です。慶喜公は水戸藩の出身であり、自助論にとって茨城県は少なからず縁がある土地なのです。
その自助論の考えを現代に蘇らせたのが、今回の映画です。主人公は、アイドルを目指す若い女性です。困難に遭遇しても、未来に向かって努力して頑張ろうという主人公の姿は、水害に屈することなく立ち向かおうという常総市の皆さんの不屈の精神を代弁していると考えています。
常総市の無形文化財であるいしげ結城紬を例えにすると、クズ繭から立派な紬が作られるのと同じことで、過酷な現実につぶされることなく、日々努力を重ねて明日を生きる希望を作り出すのがこの物語の趣旨です。
「常総市は成功のまち」というイメージを全国に向けて発信することは、非常に意義のあることで、水害により意気消沈した市民の皆様を勇気づけることだと考えております。「鬼怒川の水は尽きるとも、その富は尽くることなし」と讃えられたほどの「成功のイメージ」に近づくよう、現代の常総市がイメージアップできたらと思っています。
今回の映画は、大きな映画会社がついての製作ではありません。プロジェクトの趣旨にご賛同いただける個人・企業・団体様からの応援を賜りながら製作してまいりたいと思います。
つきましては、経済環境が厳しい中ではございますが、ご支援、ご協賛をお願いしたく、何卒よろしくご検討のほど、お願い申し上げます。
2019年吉日
映画「貧困女子は、『自助論』で世界を救えるか!?」
監督 菅乃 廣(かんの ひろし)